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シアワセとは何だろう?「H=ms2 研究所」を立ちあげるまで

H=ms2 研究所
きむら, くどう, よしだ

所長きむら
今日は、どうして「H=ms2 研究所」を立ちあげたのか、これから何を研究していくのか。研究員それぞれの思いも振り返りながら、3人で話してみたいと思います!準備はいいですか?
所員よしだ
押忍!準備は大丈夫。
所員くどう
そうですね!まずは立ちあげの経緯から話しましょう。

思いをかたちにしたら、新しい公式がうまれた

きむら

BESSでは、家を「楽しい暮らしのための道具」だと考えて、<「住む」より「楽しむ」>を掲げている。これは、ユーザー・ハピネスという、ブランドミッションから出てきた言葉だよね。

くどう

そうそう。ハピネスといえば、2012年頃に「H=ms2」という公式を考えましたよね。

きむら

アインシュタインの「相対性理論」の公式「E=mc2」をもじったわけだけど(笑)。 HはHappiness(幸福)、mはmoney(お金)、sはsense(感性)。この公式は「幸福とは持っているお金の大きさに関わらず、感性が豊かであれば大きくなる」ということを意味していて。「H=ms2」は、我々の考えをあらわすような言葉で面白いんじゃないか?ということで使いはじめた。

E=mc2

アインシュタインの「相対性理論」にある、物理学の公式。Eはエネルギー、mは質量、cは光速を表し、「物質は、その粒子レベルにおいては、質量が小さくても、光速の二乗がかかるので、莫大なエネルギーを秘めている」ことを意味している。

くどう

BESSにあった思いを言葉にしたら、方程式になったという感じですね。

きむら

その後、実際にユーザーの方々にアンケート調査をしてみたところ、ユーザー・ハピネスを、本当にお客さんが体現してくれていると知って嬉しかったよね。

ユーザー・ハピネス

家を使って、そこで暮らして感じる幸福感。BESSのブランドミッション。

「ユーザー・ハピネス調査」から見えてきたこと

くどう

2015年に、ユーザー・ハピネス調査をしたんですよね。前向きさや生活の満足度のような質問をしたところ、とてもポジティブ度合いが高い結果がでました。

「どんな暮らしをしていますか?」という投げかけに対しては、約半数のユーザーが薪割りをしているとか、いまどきのIT文明社会とはかけ離れたような、我々が提案した以上の暮らしをしてくれていました。BESSの家は、手間がかかります。決して楽ではないし、必ず乗り越えないといけないことがありますよね。

ユーザー・ハピネス調査

30周年を迎えるにあたり、目指してきた「ユーザー・ハピネス」が実際はどう実現されているかを調査するため、BESSユーザーの方々を対象に実施した「暮らしに関するアンケート」。2,700件を超える解答が寄せられた。

きむら

今の生活は、ちょっと不都合なことがあると不満に思ったり、ネガティブになりがち。でも、BESSユーザーのみなさんは、大抵のことに前向きなんですよね。この前向きさは、ポジティブ度合いなのかな。

くどう

ベースには、「自分たちで手をかけて、自分たちで暮らしをつくる」という感覚がありますよね。ポジティブは、絶対的に自分の意思だと思っています。

よしだ

そうだなあ。フランスの哲学者アランの言葉に、「悲観主義は気分によるもの、楽観主義は意志によるもの」というのがある。ようは、気分に任せちゃうと将来のことも悲観的になりがちということだね。楽観的になるためには、意思が必要なんだよね。

自分たちの仮説をもっと、オープンに

くどう

ユーザーアンケートでは、薪ストーブ用の薪集めを積極的にしている人が45%、DIYや日曜大工をしている人は、5割を超えていました。この事実から、「必ずしも便利で快適でというだけじゃない」幸せのかたちがあるよね、と思いました。もう少し世の中に、こういうことを呼びかけたくなるような結果が出てきました。

きむら

そうだったね。データもだけど、コメントやエピソードを見ていて「お!」となる瞬間がたくさんありました。この結果を受けて、この価値観をどうやってひらいていく?というのが「H=ms2 研究所」の原点じゃないかな。

くどう

うーん、たしかに。そこが原点だと思います。

きむら

いろんな世の中と照らし合わせながら考えたときに、「H=ms2」が「シアワセの法則」にいちばん近いんじゃないか?と思いました。ただ、これは自分たちだけの仮説。そこから少し欲が出て、世の中に問いかけてみたくなりましたよね。

よしだ

うん、世の中に問いかけることで、何が起こるかという楽しみもあるし。客員研究員の方々のお話を聞くことで、今まで知らなかった世界に触れたり、新しい刺激もありそうだ(笑)。

きむら

最近はBESSと価値観が近そうな、いろんな活動をしている人たちがいます。「この公式をテーマに話ができたらいいな」と感じていて。いろいろなつながりをみんなでつくって、もっとオープンなラボにも、ゆくゆくはしていけたら。そんな思いから研究所を立ちあげましたね。

今を生きるために、大切なこと。シアワセの法則はあるのか?

きむら

僕らにとっての「S」ってなんだろう。

くどう

わたしは、感性が豊かであることや、ポジティブ思考を大切にしています。

きむら

それは、BESSで言うなら、「こころを遊ばせてください」ということだよね。

よしだ

「こういう暮らしがしたいんだ」という純粋な思い。一般的な気難しい「感性」とは少し違うところがあると思います。肩の力をぬいて、深呼吸をするような。

きむら

もしかすると、「H=s2」ありきなのかもしれませんね。でも現実的には「m(お金)」も必要です。本当は、お金よりも感性のほうが価値があるはず。でも、お金をはずせない社会がある。

よしだ

うん。なにごとも「ほどほど」ということだと思う。「m(お金)」をなくすというのは、貨幣経済を否定するということになる。それは行き過ぎじゃないかな。ここに「m(お金)」が入っていることで、中庸のスタンスを表している。"足るを知る"というかね。両天秤のバランスから、見方を偏らせない。

くどう

「m(お金)」の話で言うと、人それぞれでいいんじゃないかと思いますね。必要十分なお金や価値観は、みなさん違うと思うので。

きむら

「m(お金)」をどうしていくのかは、そのひと自身が向き合っていくことなのかもしれない。

くどう

それぞれが「シアワセ」になれる、公式があるのかもしれませんね。

きむら

こういう仮説を僕らが持って、いろんな検証をしていく。どこの方向に行くかはわからないけど、新しい発見があったり面白いことになるといいなと思います。

よしだ

これから、客員研究員のみなさんを、お迎えするのが楽しみだね!

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